サラ金ってどういう意味?

主に年配の人は消費者金融のことを「サラ金」と呼ぶことが多いようです。「サラ金」の意味、つまりサラリーマン金融は、1960年代に始まったといわれています。それまではお金を借りる際には「返せなかった時の担保」として、家や土地の権利書など、もっと少額であれば高級な時計や宝石などを貸主に預けるのが必要なうえ、保証人を立てることが前提でした。ところが、給与所得者、つまりサラリーマンという雇用形態が広まってくると、月々確実に給与が入ることを見越して、何も担保をとらず、保証人もない状態で少額のお金を貸す業者が増えてきました。そういった「無担保の小口融資」は高金利であることが多く、それ以前は「高利貸し」と呼ばれていましたが、業態が広がるにつれ1970年代にマスコミが「サラリーマン金融」と呼ぶようになりました。「サラ金」というと、「サラ金地獄」という言葉とセットにされるほど悪いイメージが抱かれるようになりました。というのも、1970年代後半から「過剰融資、過酷な取り立て、高金利」の3Kであるといわれ、実際に一家離散や借主の自殺などが深刻な社会問題として扱われていました。また、給与所得のない主婦も「サラリーマンである夫を持つ」ことでお金を借りることができたため、夫の知らないうちに雪だるま式に借金が膨らむなど過剰債務の問題も注目されました。

何度も「サラ金地獄」「サラ金の3K」が問題視される中、1990年代のバブル崩壊後、無人機による自動契約機による融資やゴールデンタイムにコマーシャルを流す、女性専用窓口を設けるなどイメージを払拭する動きが出てきました。このころから業界を中心に「消費者金融」と呼ぶようになりましたが、3Kの問題は払拭されず追いつめられた高齢者の自死をきっかけに「グレーゾーンの高金利」「過酷な取り立て」を見直すようになりました。合法と違法の「グレーゾーン」だった高金利による過払い金を請求できるようになったり、違法な取り立てをした業者には業務停止命令が出たりと金融庁による指導がなされています。